私たちの暮らす地球には多くの自然現象が存在します。それらは恐ろしいものや奇妙なもの、神秘的で美しいものまで様々です。
ここでは世界で発生した不思議な自然現象を紹介していきます。
世界の自然現象
カタトゥンボの雷
ベネズエラのマラカイボ湖に注ぐカタトゥンボ川の河口上空のみでみられる自然現象です。
この雷は大航海時代から存在が知られており、船乗りたちから「マラカイボの灯台」と呼ばれておりました。
不思議なことに湖では度々音のでない不思議な雷が発生しており、科学者の手によって現在も研究が進められています。
イジェン火山
イジェン火山はインヂネシア東ジャワ州にあります。火山の火口付近では常に高温の硫黄ガスが噴出し続けており非常に危険です。
この青い炎は濃度の高い硫黄のガスが噴出しが燃えることによって生み出されます。
炎の温度は600℃あり何もなさそうな岩から突然吹き出ることもあるそうです。
現地の人からは「ブルーファイア」と呼ばれています
巨大な煙
突如現れた巨大な煙が街を丸ごと飲み込んだこの現象はハブーブと呼ばれ乾燥地域で起こる強い砂嵐のことを言います。
この現象は、乾燥した砂漠の上に巨大な雷雲が発生し雷雲から出る強力な突風が大量の砂を舞い上げこのような巨大な砂嵐が発生するのです。
ハブーブの移動速度は時速35 – 55kmくらいで備える暇もなく襲来する。
スポッテッド湖
カナダのブリティッシュコロンビア州にあるスポッテッド湖(spotted lake)
この湖の底には365個の穴が開いており気温が上がって水が蒸発し水位が下がるとその穴が現れ、これが水玉模様に見えるという。
この湖水にはカルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどのたくさんの種類のミネラルが多く含まれており、気温が上がると水が蒸発し、残ったミネラルは結晶化する。それにより色がつき温度によって結晶化するミネラルが違うため、様々な色の水玉模様が現れるそうだ。
グランドキャニオンに大量の雲
グランドキャニオンに谷も崖も何も見えないなるほどの雲が現れた。これは「雲海」という現象で谷底に多くの霧が溜まってしまう現象だという。
霧の発生原理は低気圧が通過して湿度が高くなったとき、地表面が冷え、それによって空気が冷やされていく。ここで風の流れがない場合に、冷えた空気はその場に留まり、さらに冷却され続ける。やがて一帯が飽和状態となり、空気中の水分が霧となって発生する。
普段のグランドキャニオン
大量の雲が発生
スーパーセル
スーパーセル(supercell)とは、回転する上昇気流域(メソサイクロン)を伴った、単一セルで構成される、非常に激しい嵐のこと。
上空と地表の温度差が大きいほど発生しやすく条件さえ整えばどこでも発生する可能性があります。
2017年8月22日の夕方頃に愛知県でスーパーセルが確認されました
海外で撮影されたスーパーセル
モーニング・グローリー
モーニング・グローリー(Morning Glory Cloud)とは1000㎞にも及ぶ巨大なロール状の雲が発生する自然現象です。朝方を中心に現れることからこの名がつけられました。
この雲は時速60㎞以上の高速で移動し、その下に激しいスコールや強風をばら撒きます。
オーストラリア北部のカペンタリア湾でよく観測されるそうです。