感性に訴えるコンゴ紛争のピンクの世界

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アイルランド出身の写真家リチャード・モスはコンゴ民主共和国の紛争地域で2年間過ごしました。

彼は複雑なコンゴの紛争を表現したい為、通常とは異なるフィルムを使用。

使用したのは特殊なカラー赤外フィルム。米軍が迷彩色で偽装した敵を判別するために開発したもので肉眼では識別できないものを特殊フィルムを使い見えるようにするものだ。

これを使用して写し出された写真は一面がピンクに見えながらも特定の人工物などはコンストラストで上手く色分けされている。

彼はこの効果は視覚だけではなく感性にも訴えられると考え、これを使い世界の関心をより高めたいと思った。

リチャード・モスの作品をいくつか見てみましょう。

僕らの多くはその戦争のことさえ聞いたことがない。 見えざる悲劇だ。もしかしたら、この見えないモノを調べることができる赤外線フィルムを使えば、コンゴにおける戦争に再びスポットを当てられるかもしれないと思ったんだ。

出典 Richard Mosse2

赤外線フィルムの不安定で、時に不快な感情を抱かせるような見慣れない色合いは、東コンゴの不穏な美しさを結構正確に表現していると思うんだ。太古の火山を背景にドクター・スースの絵本に出てくるような木々。傾斜がはげしくきれいな牧草地では人類に対する悲惨な犯罪が日常的に行われている。

出典 Richard Mosse2

現在、先進国に住んでいる僕たちの多くは紛争の危険から守られている。紛争は別の形で続いているけど。テロリズムや暴動、ゲリラ戦、無人機攻撃、非対称戦争といった新しい種類の戦争は、従来の戦争より不明瞭で、実生活への影響は少なく、理解がむずかしく、薄ぼんやりとしている。実際に見ることがむずかしいから、写真におさめることもむずかしい。

出典 Richard Mosse2

内戦が続くコンゴ(旧ザイール)の現状は言葉で語るにはあまりに複雑だ。過去15年もの間、40以上の武装勢力が多様な利害関係の下、戦闘を繰り広げてきた。忠誠を誓う相手は次々変わり、明確な善悪の区別もない。残されたのは残忍で痛ましい犠牲の数々だ。10年間の死者は540万人。

出典 Picture Power | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

M23反逆兵の隊列。北キヴ州マベンガ近郊のヴィルンガ国立公園にて。

ベルギー植民地時代の軍事訓練施設で見張りをするコンゴ国軍の兵士

住民が放棄をしたカンヤルチンヤの国内避難民キャンプに立つ、イノサン・カイナ大佐 率いる3名の国軍離脱兵(M23)のメンバー。

バラクラバと呼ばれるフードをかぶるコンゴ国軍の兵士。1週間後、M23がキブンバへ進軍し、コンゴ国軍はゴマ市の方へと南下しながらの防戦をよぎなくされた。

南キヴのオー高原とフィジの間に位置ずる道路にて、赤ん坊を抱きかかえるコンゴ国軍の兵士。

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