イギリス スコットランド西部アーガイルに住む
マーサ・ペインちゃん9歳
彼女が学校の給食に対して漏らした不満をキッカケに世界を動かし
そしてアフリカの子どもたちを笑顔にしたという実話のお話です。
イギリスの一般的な公立小学校に通うマーサ・ペイン 9歳
彼女は学校の給食に不満を持っていた
その給食がこちら
”チーズバーガーとコロッケ2個、キュウリ3枚、アイスキャンディ”という少ない給食だった。
さらに
ピザとコロッケ1個、コーン数粒、カップケーキ1個
こういう少ない給食が当たり前だったのだ。
当時イギリスでは給食の評判があまり良くなく、その中でもマーサが通う給食はかなり残念な感じだった。
そこで、マーサは自分でなんとかしようとブログを設立。ブログで給食の写真をアップした。
ブログのタイトルは「Never Seconds」
意味は ” おかわりが無い ”
初日のアクセス数は3だったが、3日後には10万以上のアクセスに!
さらに、写真をアップして2週間後
なんと、給食の量がアップした
実はブログがテレビやラジオに取り上げられるほど話題となったため
政治家が実際に現場に見に行き、これはだめだということで異例の速さで給食を見直すことに
マーサたった一人で学校の給食を変えてしまった!
自分の学校だけではなく世界中の給食を載せると、アクセス数が400万以上も超える人気ブログになった。
だが、ある時”給食が食べられるだけで恵まれているのにどうして文句を言うの”
と、いう書き込みがあった
心を傷めたマーサはある行動に
給食がない人たちの為に募金活動を決意
ブログで寄付金を募集すると、世界中の人が「恵まれない子どもたちに給食を」と、たくさん寄付してくれたのだ。
そして3ヶ月後には12万ポンド以上のお金が集まった。
日本円で
マーサはチャリティー団体を通し、集まったお金で貧しい国の子どもたちに給食をプレゼントした。
その国とはマラウイ共和国。世界で貧しい国の一つである。
人口約1500万人は慢性的な食料不足に悩み半分以上の人が1日100円以下で生活しているという。
マーサがマラウイに訪れた。
マラウイの子どもたちは大きな歌声でマーサを歓迎した。
そして寄付金で建てられた調理場へ、そこにはボランティアのお母さんたちがマラウイで伝統的な料理ポリッジ(トウモロコシの粉で出来たおかゆの様なもの)を作っていた。
寄付金により2000人分の給食が1年間提供。1回の給食で1人カップ1杯まで。
マーサも給食作りを手伝う
この給食を目当てで学校に来る子も少なくなく、その中には、母親に持って帰る子もいるそうです。そして、普段家の手伝いに追われている子どもたちは中々学校に来ないのですが、給食を出してからはちゃんと学校に通うようになりました。
さらに今回はあるサプライズが計画されていた。
チャリティー団体に寄付された中古のバッグをプレゼントしたのだ。
そしてそのバッグの中にはシャツや靴、ノートなどの生活には欠かせないものがたくさん入っていた。
子どもたちは大騒ぎ
心の底から喜んでいました
最後にマーサは
「彼らは私たちと同じように大きな声で歌えるけど、私たちと同じものは持ってはいなかった。”私たちはもっと物を大切にしないと” 皆私にありがとうって言ってくれたんだけど普通のことをしただけよ。」
今の気持ちは?
「 なんか・・・幸せ 」