世界中で愛され親しまれているペットの1種「猫」愛らしいその仕草とルックスで、私たちを魅了し癒やしてくれます。
ペットとして飼われているのは、野生のリビアヤマネコを家畜化した”イエネコ”がほとんどですが、世界各地にはあまり知られていないイエネコと同じ「ネコ科」の動物がたくさん生息しています。
そこで今回は「世界各地にはこんな可愛い猫がいるんだ!」と、思うようなヤマネコを紹介します。
出典:necozanmai
あまり知られていない野生猫「ヤマネコ」
1.ヌマルネコ
およそ1500万年前から存在している”世界最古の猫”と言われるヌマルネコ。体長50~65cm。毛が長く密集して生えておりモッコモコである。
上唇を釣り上げ震わせて、大きな犬歯をむき出しにするという独特な威嚇行動をとる。
2.スナドリネコ
中国南部、インド地域にかけての沼沢地(酸性の泥炭が蓄積している湿原)に生息するヤマネコ。体長57~86cm。
英語名”Fishing cat”と言い、泳ぎが得意でカエルや魚類などを捕って食べる事から「漁をする→漁(すなどり)り」となり”スナドリネコ“と名づけられたようです。
出典:wikipediaスナドリネコ|sandiegozoo
3.コドコド
アルゼンチン南西部、チリ南部に生息。体長40~52cm。
耳が丸く小型で可愛らしい。
4.スナネコ
”砂漠の天使”と呼ばれているスナネコ。名前の通りアラビアやアフリカ、モロッコ、中央アジアの砂漠に生息。体長45~57cm。
2017年ではアフリカ地域で初のスナネコの赤ちゃんの撮影に成功した。可愛いスナネコの特徴や写真も紹介しています。
5.カラカル
アフリカ大陸やインド、中東の砂漠・草原に生息。体長55~90cm。シュッとした耳と黒い房毛が特徴的でかっこいいヤマネコです。
驚異の飛躍力を持っており、地上から3mほどの高さまでジャンプして鳥類を捕えることができる。
→カラカルの子供の画像を紹介しています。(鳴き声の動画もあるよ!)
▼投げられたエサを驚異のジャンプ力で捕る映像。
出典:wikipediaカラカル|SCOTTIESPINSERVE/Youtube
6.ボルネオヤマネコ
ボルネオ島(インドネシア・マレーシア)に生息しているボルネオヤマネコ。
体長50~67cm。しっぽは長く32~40cmある。希少で研究がほとんど行われていないため生態は不明な点が多い。
7.サビイロネコ
クロアシネコと並んで”世界最小の猫”と呼ばれるサビイロネコ。
インド南部、スリランカに生息。体長35~48cmで体重は1.5kg程度しかない。
背中と脇腹の全面にさび色の斑点がある。人気でかわいいヤマネコ。
2017年には貴重な野生の姿が撮影されている。
8.クロアシネコ
サビイロネコと並んで”世界最小の猫”と呼ばれるクロアシネコ。
体長36~50cmで体重は1.6kg程度しかない。サビイロネコと同じく、とても小さく可愛らしい見た目からネット上で人気がある。
→クロアシネコの特徴や画像を紹介しています。
9.サーバル
サハラ砂漠より南のアフリカ大陸に生息するヤマネコ。体長60~100cm。
顔の大きさに比べて耳が際立って大きいのが特徴。その聴力はとてもすごく敏感で、土の中にいるネズミの動きさえも感知できると言われている。また、後ろ足も大きく発達しているため高さ2m、距離4m前後のジャンプが可能という。
10.マレーヤマネコ
インドネシア(ボルネオ島、スマトラ島)に生息。体長40~56cm。尾は短く13~17cm。
頭部がやや扁平で細長いのが特徴で、英名「Flat headed cat(平たい頭の猫)」と呼ばれる。
11.コロコロ
南アメリカ中西部に生息。体長55~70cm。別名パンパスキャット、パジェロとも呼ばれ三菱自動車のパジェロの名の由来となっている。
毛の色は、灰色や砂色でこげ茶色の縦縞が入っているのが特徴のヤマネコ。
12.マーゲイ
中南米に生息。体長46~79cmで体重3~9kg。見た目がオセロットによく似ている。
ネコ科の動物の中で飛び抜けて木登りが上手く、専ら樹上で狩りや生活を行っている。足首を180度回すことができるため、頭から木を駆け下りることができる。足首を回すことができるのはマーゲイの他にウンピョウだけ。
木の枝に掴み一本足で枝からぶら下がることもできる運動神経抜群なヤマネコです。
13.オセロット
南アメリカの熱帯雨林に生息。体長65~120cmで体重9~16kgと大型である。見た目がマーゲイやジャガーネコによく似ている。とても人気な品種のヤマネコ。
泳ぎが上手く、また木登りをするなど樹木生活にも適応しているが大抵は地上で行動している。
14.ジョフロイネコ
南アメリカ大陸に生息。体長45~70cm。毛皮には黒い斑点があり毛色は地域によって変わる。
ネズミや爬虫類などの小動物を食べる現地の生態系の頂点に立つ猫。この猫を飼いならそうと試みも行われたが、人に慣れにくくいずれもあまり上手くいってないのだとか。
15.ジャガランディ
ピューマの近縁種であるネコ科ジャガランディ。中央アメリカ、南アメリカに生息。体長は約65cmで尻尾が約45cm。足が短く、長い尻尾が特徴。
毛の色は茶色や灰色、黒、鈍い赤などがあるが、かつて茶色と灰色は別の種だと考えられていた。しかし、この2つは同種であり同じ親から生まれた子供の中に、灰色の毛の子と茶色の毛の子が混在することがあるという。
スペイン語圏の国の一部では「Leoncillo(小さなライオン)」と呼ばれている。
見た目や特徴などずいぶん違いますが、どのネコ科動物も魅力的で可愛いですね。
以上「【ヤマネコ】こんな猫がいたんだ!世界各地で生息する可愛いネコ科の動物 15種」でした。